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王の男

王の男

王の男

★★★★[80点](0-100点)

 16世紀初頭、漢陽にやってきた旅芸人チャンセンと相棒の女形コンギル。都で時の王ヨンサングンが、妓生上がりの官女と日夜遊び呆けている噂を聞きつけた2人は、芸人仲間と宮廷を皮肉った芝居を始める。興行は人気を博すものの、一座は侮辱罪で逮捕されてしまう。重臣に「王を笑わせることができれば、侮辱ではない」と反論したチャンセンたちは、死をかけて王の前で芸を披露する。彼らの芸は王を魅了することができるのか…。
映画生活より



韓国では四人に一人がみた大ヒット映画だそうですが、1週目のレディースデーなのに、お客さん少なかったです。。。5時まわってたから、おばさま方はほとんどいなかったんでしょう。

日本では燕山君(ヨンサングン)といってもほとんど知られていませんが、歴史上一番の暴君だったそうなので、韓国では誰でも知ってる歴史上の人物を扱ってるから、日本で言うと信長、秀吉を描いた感じなんでしょうねぇ。
日本では角川が配給してるけど、暮れじゃなくてもっと早く封切りにすれば、もうちょっとなんとかなったんじゃ・・・。


ストーリーはよくできてるし、韓流のパターンではありますが、笑いあり、涙ありで、それでも「どこかでみたことあるような」パターンではなかったので、飽きがこないどころか、重臣でさえ、指を切り落とせなんていう暴君相手です。
見ているこっちも、チャンセンとコンギルの行方にはらはら。でも笑わせるシーンは見てるこっちも館内のあちこちでくすくす笑ってました。
若い子が数人ずつ見に来てましたが、チミタチ、映画館でももっと笑っていいんだよ・・・。

しかし、燕山君は不幸な王様ですね。暴君は暴君ですが、実の母親を父である先王に服毒により処刑されたのと、8歳にして、王位継承者に指名されたことが、彼の精神にかなり影響を与えたようです。
その時代の日本だったら、天皇になっても、かなりブレーキがかけられると思いますが、儒教社会の当時の朝鮮では臣下も諌めることはできても、(いや、王がいっちゃってるから?)ブレーキをかけられません。逆に油を注いで利用しちゃった人もいますが。。。
(ちょうどチャングムもこの時代で、お父さんは処刑されたようです。)



チャンセンとコンギルは旅芸人ですが、彼らは実際かなり伝統芸能を習ったそうで、チャンセンを演じたカム・ウソンは家の庭にロープを張って、綱渡りの練習をしたんだとか。

イ・ジュンギはホテル・ビーナスにでていたけれど、あんなに美しくなるとは思いませんでした。面長で目は細いけれど、そんなに女っぽくないのに、あそこまで女形らしく見えたのは、女性らしさを研究したからのようです。

公式サイト
Wang-ui namja (IMDb)

Posted by yuki on 2006/12/14 with 映画生活


by snowdrop99 | 2006-12-14 00:38 | 映画 | Comments(4)

Commented by mikansky at 2006-12-14 11:35
CMを見てちょっと気になっています。
80点ですか。なおさら気になる。
それにしても、日本って映画館で声出して笑ったりしないですよね。
どんなシーンでも静かに見ていないと申し訳ないような。
Commented by snowdrop99 at 2006-12-15 23:57
いまいち入ってないようなので、早めに行ったほうがいいと思います。

>どんなシーンでも静かに見ていないと申し訳ないような。
映画館で見たときにお客さんが爆笑してたのはトリックぐらいかもしれません。
Commented by at 2006-12-18 01:27 x
おぅ!
これ、お正月に見に行く予定であります!
楽しみにしてるのです♪
王の寵愛とか寵臣とか、大好きです~^^
映像もすごくきれいそうでしたよね。
Commented by snowdrop99 at 2006-12-18 14:28
韓流の王道路線でありながら、見飽きた恋愛物でなかったので、
なかなかおもしろかったです。お正月までやってるかなぁ。。。
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