ニュー・ワールド

ニュー・ワールド
ニュー・ワールド

★★★★☆[90点](0-100点)

1607年、イギリスを出航した船が”ニュー・ワールド”北米ヴァージニアに到着する。しかしそこにはすでに、ネイティヴ・アメリカンの人々が暮らしていた。船には反乱罪で繋がれていたジョン・スミス大尉がいた。船長は彼の命を惜しみ、ネイティヴとの交渉役を託す。しかしスミスはネイティヴの戦士たちに囚われ、処刑されそうになる、その彼の命を助けたのが王の娘ポカホンタスだった。2人は恋に落ちるが、やがてスミスは砦に戻らなくてはならない日が来る。
映画生活より


この映画でまず思い浮かんだのがアンジェリク(多すぎるのでリンクしませんが、S.ゴロン&A.ゴロン著。後半の「新大陸」での話のあたり)でした。多分、時代は16世紀後半だと思います。諸説あるようですが、この小説の中では白人がモヒカン族に敵の頭の皮をはぐのを奨励したという記述があってショックをうけたことがあります。

この映画も前半はピュアな(西洋文化とは無関係だった)ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)とイギリスから探検、開拓のために訪れたジョン・スミス(コリン・ファレル)が彼女の部族に捕らわれている間に恋に落ち、やがて、開放されるまでは言葉による表現をあまり使わず(最初は言葉が通じないわけですから)身体表現や光や音など映像による描写が続きます。

後半、彼女がある理由で植民地(砦)にやってくるんですが、その後西洋文化に影響を受けていくに従って、普通に英語を使ったお芝居になってその差で新大陸「ニューワールド(新世界)」と旧大陸の差を出しているようです。

(ここからネタバレ注意)

実際に映画館で見たとき(もう1週間経ってしまいましたが)には、後半部分はあまり好きではなかったんですが、ジョン・スミスが死んだと聞かされたポカホンタスがその後出会ったジョン・ロルフと結婚後、ジョン・スミスが生きていたのを知り心が揺れ、最後に出した決断は結果(ここは秘密)はどうあれ、とてもよかったと思います。

なんでも、ポカホンタスは謎が多く(日本の歴史からみたらたった)400年前の人なのによくわからない部分もあるようで、史実から作ったフィクションというのが本当のところのようです。(これは、ネイティブアメリカンは文字文化がなかったところも大きいようです。)

公式サイト
The New World (IMDb)
「ニュー・ワールド」(eiga.com)

「ニューワールド」名作になりそこねた凡作

Posted by yuki on 2006/05/03 with 映画生活



追記 冒頭、船長が原住民のことをネイティブでなくNaturalsといってるんです。
今じゃこういう使い方をしませんが、当時は同じ人間だと思っていなかったことがうかがえます。
[PR]

by snowdrop99 | 2006-05-03 18:14 | 映画